2015/04/27(月)
2月26日に告知していた通り、白沙村荘の正門の改修工事が行われています。
大掛かりな足場を組んでの作業は、桜のシーズン前に終わり現在は以前の通りの佇まいとなっています。まだこれからタタキの仕上げや表札の掛け替えなどが残されていますが、ほぼ終わったと言って良いでしょう。
先ずは以前の正門の状態。屋根部や戸板に損傷が見られます。
そして現在の様子。先の写真とは季節も日当たりも違うので見え方は違いますが、戸板の損傷が修復され屋根部が鉄葺から檜皮葺に戻されました。その上で雨樋を全撤去とし、屋根の立ち上がりを美しく強調しています。
斜め方向より。檜皮の風情もさることながら、屋根の裏側の格天井と放射状に配された野地板・垂木の組み合わせが実に美しいのです。なので下からも見てみましょう。
白沙村荘の東外側より。外部の木塀と柵も新調され、土壁も塗り直されて外観も美しくなりました。ちなみに手前の石橋は、小錦関が番組の撮影の折に人力車で乗り入れてへし折れてしまったのですが、これも修復されて生まれ変わりました。
今の青葉も美しいですが、紅葉の時期は更に人気が出ることでしょう。