2015/06/21(日)
白沙村荘の顔とも云うべき、正門(東門)の改修工事が完了しました。
今回の工事では他の建造物と同様に、雨樋の不備による雨水被害により腐朽していた部材の交換を行いました。これによって足元から水が木部を侵食する事は軽減されたと思います。
<正門西側より>
<正門南側より>
<正門東側より>
<敷き直された三和土部分>
今回の大きな問題は、鉄板で葺かれていた庇を銅板で葺くかそれとも檜皮葺きに戻すかということでした。現在はメインの入場口としては使用されていない正門ですが、やはり重要な景観構成物であるという事と紅葉の時期に白沙村荘の東側から多くの方が写真を撮られていますので「見苦しく無い方が良いだろう」と檜皮で葺くことに致しました。
今年の秋は、檜皮に映える紅葉が楽しめることと思いますので、お近くを通られた際には是非御覧下さい。
8月からはいよいよ、白沙村荘で一番大きな建造物”主家 瑞米山”の改修工事が4ヶ年の予定で開始されます。ご理解、ご支援そしてご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。