「霊鷹」の最終稿
「霊鷹」の初期稿
「霊鷹」の完成稿
2017年は酉年。一般的には鶏が酉として用いられますが、現状確認できている関雪作品の中で良い鶏が見当たらない事と、この鷹があまりにも美しい事から毎年酉年になると取り上げています。
初期稿から最終稿に至る過程で、鷹の羽の広げる向きや形が大幅に変更され非常に格好良くなっています。美しく透かされた白羽と、鷹の止まる岩苔の緑そして蔦の紅、また老松の黒が非常に美しいコントラストを作り出しています。
【霊鷹(1942年) 足立美術館 蔵】