橋本関雪生誕140年展に合わせ、求龍堂から新たに書籍が発刊されます。
本展の出品作の大部分に詳細な解説を付けて網羅。
また、今まであまり触れられなかった画中の詩に関しても、その読み下しに加えて画に関連する内容解説を付記しています。
関雪の作品、そして詩画一如の世界を十分に堪能することのできる1冊です。
また、白沙村荘の庭園と建造物、コレクションについても言及されている今までに無い「橋本関雪」を知るための書籍となっています。
橋本眞次 村田隆志 編
白沙村荘 橋本関雪記念館・福田美術館 監修
出版社 求龍堂 定価 3300円(税込)
一般・ネット書店販売は5月10日より開始されます。
展覧会場(白沙村荘 橋本関雪記念館、福田美術館、嵯峨嵐山文華館)では、4月19日より先行販売しています。
お問い合わせは TEL 075-751-0446または info@hakusasonso.jpまでどうぞ。
【書籍の内容】
目 次
「はじめに」 橋本眞次
対談「橋本関雪と白沙村荘を語る」 竹内浩一×橋本 妙
「橋本関雪の生涯と画業」 村田隆志
Ⅰ「画家としての出発────文展以前の日々」(17作品紹介)
コラム「『海関』と『関雪』の雅号」 村田隆志
コラム「関雪と近世京都画壇────長沢蘆雪と原在中からの影響」 岡田秀之
コラム「高砂・曽根に残る若き日の関雪作品《放牛図絵馬》」 森田佑弥
Ⅱ「画名の興隆────前期文展での連続受賞」(21作品紹介)
コラム「関雪が布袋の姿に託したもの」 村田隆志
コラム「関雪と文人の茶────画中の人物に魅せられて────」 佃梓央
Ⅲ「画壇の寵児へ────後期文展での活躍」(12作品紹介)
コラム「関雪の山水画─仙境の表現に託したもの」 村田隆志
Ⅳ「画風の完成────審査員としての帝展」(38作品紹介)
コラム「《合作扇面貼交屏風》に秘めた関雪の底意」 村田隆志
コラム「関雪と大津絵」 村田隆志
コラム「関雪とよね夫人」 橋本眞次
Ⅴ「画伯・関雪────入神の技」(30作品紹介)
コラム「漁師の意味する自由の人生」 村田隆志
Ⅵ「画仙の帰山────非凡の画」(22作品紹介)
コラム「《俊翼》──八二年ぶりの再発見──」 阿部亜紀
コラム「関雪のコレクションについて」 橋本眞次
コラム「関雪桜由緒」 橋本眞次
「白沙村荘の建築」 村田典彦
「白沙村荘の庭園」 小川勝章
「月心寺縁起」 橋本眞次
「白沙村荘 橋本関雪記念館所蔵の橋本関雪所用印について」 井後雅堂
「橋本関雪の技法を再現する──南宗画家・岡原大崋氏による模写──」 阿部亜紀
「関雪を悼む」 井上 靖
「橋本関雪の人と作品」 橋本歸一
「関雪と栖鳳」 橋本眞次
橋本関雪略年譜/橋本関雪関連参考文献
あとがき 村田隆志