自然の花が持つ美しさにスパイスを加え、秘められたアート性を引き出すことで知られる気鋭の花匠、佐々木直喜さん。
「生けることは、生かすこと」を信条としたその作品は、家庭画報の表紙でもおなじみである。「葉も、立ち姿も、地面に落ちる影も含めて、心を揺り動かすような美しさに出会えたとき、花と相対する幸せを感じる。」そう話す佐々木さんの作品は、2006年には世界各国から選りすぐりのフラワーアーティストが出品する「国際フローラルアート年鑑」において最優秀賞であるゴールデン・リーフ賞を受賞するなど、国内のみならず世界で高く評価されてきた。
この春、そんな佐々木さんの個展が銀閣寺や浄土院に程近い、京都 白沙村荘にて開催される。
白沙村荘は、大正・昭和期の京都画壇で異彩を放った日本画家・橋本関雪が自身の制作を行うアトリエとして造営した邸宅。10000㎡の敷地内には、国の名勝に指定された池泉回遊式庭園や画室、茶室、持仏堂などの建造物が散在し、新緑の季節には特に清々しい美しさに溢れている。そんな場の持つ力と植物の力の共鳴も、本展の見どころの一つ。
花の一瞬の美しさを見極め、日本的な空間美や間の美しさを反映する佐々木さんの独創的な表現世界を、この機会に存分に楽しみたい。(家庭画報2015年5月号告知掲載文より)
開催日程 2015年4月25日(土) 26日(日)
開催時間 10:00より17:00まで
※個展会場は白沙村荘 橋本関雪記念館内となります。見学の際には入館料が必要となります。
開催期間 | 2015.4.25-26 |
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お問い合せ | 白沙村荘 橋本関雪記念館 tel 075-751-0446 |
公式HP | http://www.naoki-sasaki.com/ |