白沙村荘秋季特別展「関雪と印象」
大正・昭和期の京都画壇で活躍した二人の画家たちの展覧会「関雪と印象」展を、京都府立堂本印象美術館と共催で開催いたします。2016年に開催した「関雪と桂華」展に引き続く、京都画壇シリーズの第2回目です。
神戸に生まれた橋本関雪(1883-1945)は、東京画壇在籍後、京都に移り大正期の京都画壇において活動しました。四条派の写実的な動物の描写を取り入れた新南画、新古典と呼ばれる絵画を文展や帝展で次々と発表しました。京都に生まれた堂本印象(1891-1975)は、西陣織の図案描きに従事した後、日本画家を志します。帝展や日展で出品を重ねながら、社寺の障壁画も多く制作し、戦後には社会風俗画や抽象画へと表現の変化を遂げました。
関雪と印象は、大正15(1926)年に西村五雲・西山翠嶂・福田平八郎・菊池契月らと結成した「六合会」をはじめとして、岩崎家の依頼した5人の東西画家による献上屏風を共に制作するなど、様々なストーリーを共有する画家同士でした。今回は、白沙村荘 橋本関雪記念館の3室それぞれに半分ずつ両者の作品を展示して比較鑑賞を行います。ご高覧下されば幸甚に存じます。
[主な展示作品]
橋本関雪
□ 猟 図 1915年(第9回文展)、□ 休 息 1907年(日露戦争従軍記念絵画展)、□ 林和靖 1925年、□ 白 牛 1938年、□ 朧 夜 1943年、□ 凍雲危桟 1916年、□ 山 姥 1923年、□ 転 所 1901年、□ 夏 夕(画稿) 1941年、□ 秋 圃(画稿) 1939年、□ 緋桃白鵞(画稿) 1929年
堂本印象
□ 木華開耶媛 1929年(第10回帝展)、□ 爽籟高清 1940年(第3回東丘社展)、□ ぶどうとレモン 1953年、□ 厨 房 1960年、□ 海の幸 1960年、□ 小さな椅子 1960年、□ 無 明 1957年、□ 交 響 1961年、□ 解脱根 1967年、□ 聖母マリア・高山右近・細川ガラシャ 1962年、□ 綿 羊(スケッチ)1928年、□ 海 老(スケッチ) 1936年、□ 梟(スケッチ) 1937年、□ みょうが(スケッチ) 1941年、□ 椿の花(スケッチ) 1926年、□ 夏蜜柑(スケッチ) 1946年
計 29点
[会場] 白沙村荘 橋本関雪記念館 主催 公益財団法人 橋本関雪記念館、京都府立 堂本印象美術館、京都新聞
[会期] 2017年11月18日(土)~12月24日(日) (会期中無休)
[開館時間] 10時~17時
[入館料] 一般1500円、学生700円 高校生以下無料
※美術館、庭園のみの入館は現在受け付けておりません。
※同伴者付きの場合のみ未就学児見学可能。
※団体割引なし
[お問い合わせ]
白沙村荘 橋本関雪記念館
〒606-8406 京都市左京区浄土寺石橋町37
TEL:075-751-0446 FAX:075-751-0448
開催期間 | 2017.11.18 - 12.24 |
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時間 | 10:00 - 17:00 |
主催 | 公益財団法人 橋本関雪記念館、京都府立 堂本印象美術館、京都新聞社 |