橋本関雪が終生欠かさず行っていた、古書画骨董の蒐集。
まだ、無名の画家であり生活の資にもこと欠いていた貧困時代においても、古い書画や仏像を見つけては手に入れていたと言います。
白沙村荘に新美術館が建設される以前は、収蔵施設がとても小さく中々それらのコレクションを仕舞いながら管理する事が困難でした。
なので、京都国立博物館に中国俑・陶器類を、奈良国立博物館に日本の古画を、大阪市立美術館にギリシア・ペルシア陶器や国内外の古瓦・磚、中国の古書画や拓本を、戦後しばらくの間からずっと寄託し続けていました。
今回、それら全ての寄託していたコレクションが白沙村荘に返還されたことを記念して、その一部を使用した展示を行いたいと思います。
関雪の作品展示数は少し減りますが、関雪コレクションの概要をこの機会にご覧頂ければ幸いです。
また、岡崎の京都市京セラ美術館の開館記念展「京都の美術250年の夢」第3部に展示予定でありました、橋本関雪の「木蘭(1918)」も同時に展示致します。お見逃しなく。
白沙村荘秋季展Ⅱ 特別企画展示
「木蘭と霊照女」
開催日 2020年10月24日(土)より12月6日(日)まで
会 場 白沙村荘 橋本関雪記念館 MUSEUM Ⅰ
※ 同期間中、MUSEUMⅡでは田代裕基個展 「さいの間」が開催されています。
開催日 2020年10月25日(土)より11月15日(日)まで
会 場 白沙村荘 橋本関雪記念館 MUSEUM Ⅱ、大画室 存古楼
開催期間 | 2020.10.24 SAT - 12.06 SUN |
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時間 | 10:00 - 17:00 最終入館受付 16:00 |